長い開発期間を経て意欲的な要素を多く盛り込んだRealtime WorldsのMMOタイトル「APB:All Points Bulletin」(以下:APB)、PC版のローンチは果たしたものの、セールスとマネタイズが低迷、コンソール対応も頓挫したことから、APB以外のプロジェクトを全て切り離す大規模なレイオフを敢行しAPBに集中する事で再建を目指しましたが、力及ばずリリースから2ヶ月半という短期間でサービスを終了、9月18日にRealtime Worldsもついに閉鎖となってしまいました。
その後管財人によりAPBの売却が検討され、EpicかそれともCodemastersかと様々な憶測が飛び交っていたAPBの買い手が遂に決まり、2001年の設立以降基本無料プレイのオンラインMMOタイトル運営を専門に行うGamersFirstが新たな運営先となり、2011年前半のローンチを目指し調整を進めている事が明らかになりました。
既にGamersFirstによるAPBの新しい公式ページも公開されており、掲載されたプレスリリースにはAPBの全IPを取得したのが正確にはGamersFirstの子会社であるReloaded Productionsである事、IPの売却によりRealtime Worldsが抱える未払い賃金や休日給与に関する問題が完全に解決されるだろうとの見解が記されています。
なお、新たに運営を務めるGamersFirstは無名タイトルを多く扱いながらも近年大きな成長を遂げており、今回のAPB取得によりネームバリューのある訴求力を持つ事となり、今後南米をはじめ新地域への展開を視野に入れているとの事。
GamersFirstのCEO及びCOOを務めるBjorn Book-Larsson氏はオリジナルのAPBが当初から擁していたイタリア、フランス、スペイン、英語圏、ロシアの言語対応に着目、これらの対応地域でもれなくサービスを開始させると共に、新たな地域でのリリースも予定しており、一例として前述の南アメリカの存在を挙げています。
また、氏はRealtime Worlds時代にAPBを購入したプレイヤーついても言及、閉鎖前のプレイヤーデータの同一性を保存する手段を検討している事を明言し、新サービスのローンチ時にはかつてのプレイヤー達が自身のキャラクターデータを部分的にでも取り戻す事が出来る様取り組んでいる事を明らかにしています。
さらに、ローンチ後リリースが果たせていなかったレースモードや、追加予定のコンテンツ及び新地域などを含むパッチもRealtime Worldsから引き継いでリリースを果たす事を目的としている事が語られており、GamersFirstが運営に意欲的に取り組んでいる姿勢が見受けられます。
浮き沈みの激しい波瀾万丈な道乗りを歩んでいるAPBですが、これが終の棲家となるのか、APBの産みの親でありGTAシリーズも手掛けたDave Jones氏の動向も含め、今後も注目する必要がありそうです。
先日行われたActivision BlizzardのQ3会計報告において、初月で300万本セールスを達成し販売好調が伝えられたシリーズ最新作「StarCraft II: Wings of Liberty」ですが、本日海外情報サイトのEdgeがStarCraft IIがBitTorrent上で最も多い転送データの記録を樹立したと報じました。なお、StarCraft IIのDL販売ではBitTorrent技術が利用されています。
海外情報サイトのTorrentfreakが発表したTorrentのいくつかの記録によると、StarCraft II: Wings of Libertyのダウンロードは230万回に達し、2001年のBitTorrent技術登場から最も多いデータ転送量となったそのサイズはなんと15.77ペタバイトに達するという脅威的な数値を指しています。
ただし、この記録が喜ばしい物か大きな著作権侵害を意味する物か、実際の所Blizzardによる正式なDL販売が利用するトラッカーの集計詳細が発表されていない事から、正規版と著作権侵害の詳細な内訳が判断出来ない模様で、情報元では正統な販売データの方が多いのではないかとの見解が記されています。
先ほどGhost Recon: Future SoldierとDriver: San Franciscoの再延期をお知らせしましたが、同じくUbisoftの半期会計報告からダウンロード販売タイトルとしてPrince of Persia trilogyとSplinter Cellシリーズのタイトルが予定されている事が明らかになりました。
これは今半期の報告資料にてダウンロードコンテンツの販売強化を謳い、今後のデジタル販売市場向けのタイトルとしてPrince of Persia trilogyとSplinter Cellタイトルが掲載されていた事から明らかになった物で、これまでUbisoftのCEOを務めるYves Guillemot氏がScott Pilgrim vs. The Worldが今四半期のPSNタイトルでのベストセラータイトルだった事などを語り、デジタル販売の強化を示唆していた事を裏付けるラインアップとなっています。
これまでPrince of Persia trilogyとSplinter CellはHDリメイク作として存在が噂されてきましたが、正式発表が既に行われたPrince of Persia trilogyについては、ヨーロッパと中東、オーストラリア地域で今週末からパッケージ販売が行われる事が明らかになっています。
また、今回の会計報告ではGuillemot氏がUbisoftがXBLA及びPSNへの十分なタイトルの提供を計画していると述べ、Beyond Good & Evil、Splinter Cellの初期3部作、Prince of Persia trilogyの名を例に挙げており、一部地域でのパッケージ販売済みの現状と併せ、資料が示唆するデジタル販売の強化が、北米地域でのデジタル販売専用タイトル登場を意味するのか、Xbox版のダウンロードサイズリミットなども含めてビジネス的な側面からも注目が集まります。
昨晩Ubisoftが2011年度半期会計報告を行い、ともにリリース延期が発表されていた「Ghost Recon: Future Soldier」と「Driver: San Francisco」のリリースの再延期を発表、リリース時期の明言はされておらず2012会計年度のラインアップタイトルと表記されています。
今回の再延期で少なくとも2011年4月以降のリリースとなったDriver: San FranciscoについてUbisoftのCEOを務めるYves Guillemot氏は新作DriverがレーシングジャンルにおけるUbisoftのポジションを確立する為の役割を担っている事を示唆し、ブラッシュアップの重要性を強調しています。
Ghost Recon: Future Soldierについては今年の5月に2011年Q1(1月から3月末)への延期が発表されており、今回の延期の再アナウンスによりQ2以降のリリースになる事が予想されます。
また、前回共に延期されていたGhost Recon: Future Soldierのベータテストですが、Ubisoftのコミュニティデベロッパを務めるKimi Matsuzaki氏がベータテストのスケジュール発表が近く行われる予定である事を明らかにしています。
先日ZeniMaxがThe Chronicles of Riddickの開発を手掛けたStarbreezeの開発者達がスウェーデンで新たに起ち上げたデベロッパ「Machinegames」を買収したとの噂をお知らせしましたが、11日にZeniMaxがこれを正式に発表、同スタジオの初タイトルが”id Tech 5″を用いたトリプルAタイトルになる事が明らかになりました。
MachineGamesのCEOを務めるJerk Gustafsso氏は今回の発表について「新しい仲間となったidと世界的なパブリッシャーとして知られるBethesda Softworksと共に開発に取り組む事はとても大きな機会だ」と発言、Gustafsso氏は新タイトルの総制作指揮も務める事を示唆しており、Starbreezeで評価の高いタイトルを手掛けてきたMachineGamesの初タイトルに期待が高まります。
先ほど11月7日から13日までのUKセールスチャートがVG247にて発表、今週はこれまでのローンチ情報からも明らかな通りTreyarchの「Call of Duty: Black Ops」が1位を獲得、以下、FIFA 11が2位をキープし、Just Dance 2が3位と安定した順位のラインアップとなっています。
またイギリスのゲーム情報メディア”MCV“がCall of Duty: Black Opsのローンチ初日セールスがイギリス史上最大の140万本に達し、Modern Warfare 2の記録を14%上回ったと発表しています。また、売上げは5800万英ポンド(約77億5千万円)規模との事。なお、上位10タイトルの詳細は以下からご確認下さい。
- 1位. Call of Duty: Black Ops (Treyarch, Activision)
- 2位. FIFA 11 (EA Sports, EA)
- 3位. Just Dance 2 (Ubisoft, Ubisoft)
- 4位. Kinect Sports (Rare, Microsoft Game Studios)
- 5位. Football Manager 2011 (Sports Interactive, Sega)
- 6位. Professor Layton and the Lost Future (Level 5, Nintendo)
- 7位. Fallout: New Vegas (Obsidian Entertainment, Betheda)
- 8位. New Super Mario Bros. Wii (Nintendo, Nintendo)
- 9位. The Sims 3 (EA, EA)
- 10位. Star Wars: The Force Unleashed II (LucasArts, LucasArts)
今月13日、遂に正式な発売日が2010年11月25日と発表された「Gran Turismo 5」、長かった開発もついに終結し世界中のファンが喜びも声を上げています。正式発表に併せ71種類のコースリストに加え、1031台にも及ぶ脅威の全車種リストも公式サイトにて公開されました。
ゲームの歴史に残る巨大な規模の開発を終えたPolyphony Digitalと山内氏ですが、以前からトレーラー等に見られた開発の様子はとてもゲームを作っているとは思えない物で、本気で車を作っているのではないかとさえ思える内容でした。
そんな世界中のどのデベロッパとも違う異質な雰囲気を醸し出すPolyphony Digitalとは一体どんな所なのか、ドイツの情報サイトPlay Frontが印象的なスタジオのイメージが多数公開、そこには工場感たっぷりのスタジオの様子が納められ、どう見てもゲーム開発スタジオには見えない驚愕のスペースが拡がっています。
こんな場所からGran Turismo 5が生まれたのかと考えると、このモンスタータイトルが持つ異様な過剰さが何となく腑に落ちた、そんなスタジオツアーイメージでした。
先週、MTVなど多くのケーブルテレビ向けのチャンネルを手掛け、パラマウント映画の親会社として知られるアメリカのメディアグループViacomが会計報告の中で、Rock Bandシリーズの開発元として知られる”Harmonix”の売却計画をアナウンスし、Harmonixの今後や新たな買い手などに様々な憶測が飛び注目が集まっています。
ViacomのボスPhilippe Dauman氏はこの発表の中で、コンソールゲームビジネスがViacomが持たない専門知識とスケールの大きさを要求する物だったと述べ、ゲームビジネスへの取り組み自体を見直すとも受け取れる発言を見せています。
そんな中、今回のViacomの決定がパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズやゲーム映画としては珍しく一定の成功を収めた”プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂”などで知られる映画プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏が手掛けるゲームタイトルの存続に影響を与えるのではないかとロサンゼルス・タイムズが報じています。
ブラッカイマー氏が所有するゲームスタジオは3年前に設立され、MTVとの共同所有。2009年には開発のボスとしてかつてUbisoftでSVPを務めていたJay Cohen氏を迎え入れ、PS3とXbox 360向けのマルチプラットフォームタイトルを計画していたとされています。
Viacom並の巨大企業が取り組み、Rock Band並の認知度と成功を収めてもなお難度の高いとされるゲームビジネスですが、昨今所謂”勝ち”と”負け”の格差がますます開いている様にも見え、Harmonixの今後も含め心配な所。なお、ロサンゼルス・タイムズにはこの件についてMTV Gamesからのコメントが得られなかった事が記されています。
リリース延期のトラブルが続いていた「Two Worlds II」ですが、先日ヨーロッパでPC版とXbox 360版がなんとアナウンスもないまま突然リリース、以前に開発元のTopWare Interactiveがパブリッシャーを務めるSouthPeakの1月リリースへの延期に対し反論、特定の地域で無理矢理リリースする計画を進めているとにわかに信じられない様な発言を行っていましたが、どうやら本当に強行してしまった模様です。
一体どんな恐ろしい状況になっているのか想像すら及びませんが、今度はなんとTopWareとZuxxezのCEOを務めるDirk Hassinger氏がPS3版がリリースされていない事についてZuxxezのフォーラムで言及、直訳が躊躇われる罵詈雑言でソニーがしっかり仕事をしていない事でリリースが出来ないと糾弾、なんと場合によってはソニーの担当者女性の電話番号とメールアドレスを公開しても良いくらいだと怒りに満ちた投稿を行い、リリーススケジュールがソニーの決定待ちである事を明かしています。
これを報じたEurogamerはこのTopWareの激しい批判と糾弾がPS3版のリリースが行われない可能性を生みかねないとも記しており、トラブルばかりが続くTwo Worlds IIの動向が心配されます。
以前リリース日とされていた10月5日にアナウンスも無く延期され、来年1月とも噂される正式なリリーススケジュールも発表されないまま、突然部分的なリリースを迎えるという前代未聞のアクロバティックなローンチを現在進行形でかっとばすTwo Worlds IIですが、ゲームの評価はかなり高く、先日お知らせしたXBG 360 Games誌が評価した92/100のスコアに続いて、新たにEurogamerドイツがレビューを掲載、なんと9/10の高評価を得ています。
American McGee氏がついに手掛けるアリス イン ナイトメアの続編「Alice: Madness Returns」、開発はMcGee氏が率いる上海のデベロッパSpicy Horseが手掛けていますが、以前からMcGee氏のblogやflickerでは上海らしいオリエンタルなイメージと共に現地の様子が紹介されており、上海がクリエイティブ的にも洗練された状況にある事が伝えられていました。
そんなMcGee氏が珍しくスタジオビジネスについて言及、中国のオンラインゲーム市場が2014年には100億ドル規模に達すると予想される成長市場である事を述べ、今後18ヶ月かけてスタジオ規模を拡大し、現在80名のスタッフを160人まで増やす予定である事を明らかにしました。さらにMcGee氏が6年前に中国へやってきた理由ついても口を開き、当時西側諸国でのゲーム開発とパブリッシングが既に壊れ始めていた事、そしてビジネスが機能不全に陥っていたとの見解を語っています。
これらを踏まえ、現在開発に取り組んでいるAlice: Madness Returnsの開発コストがなんと1500万ドルと比較的小規模である事を明かし、北米で開発すれば倍の3000万ドルが必要となると上海での開発のメリットを強調しました。
2011年リリース予定のAlice: Madness Returns、この上海での意欲的な開発がどのような作品を生む事になるか、上に掲載したスタジオツアーの映像に見られるクリエイティブの様子は西側デベロッパとそう違わない良い環境にも見え、今後の新情報に期待が高まります。
先見性や独創性、そして職人気質な物作りでゲーム業界を流通と開発の両面から牽引するValveを率い、舌禍を招く厳しい言葉とユーモアに溢れる人柄で多くのファンから愛されるゲイブことValveのCEOを務めるゲイブ・ニューエルですが、なんと世界的な経済誌として知られるフォーブス誌が特集した”2011年の知っておくべき人物”の1人に選ばれた事が明らかになりました。
フォーブスは近年の急成長するValveの業績に注目、今後5年でさらに業績を大きく伸ばすと評価しており、昨今のSteamworksの普及やデジタル流通プラットフォームとしてのSteamの巨大化など、メインストリームとなる流れはもう止まりそうにありません。
Steamのセールスが過去12ヶ月で200%以上の成長を見せ、今年のSteamの売上げが過去最も大きな物になるとのゲイブの発言もあり、デジタル流通市場の70%を占めるとも言われ、3000万ユーザーを抱えるSteamとValveの勢いはもはやゲーム産業の枠を超え注目を集める新ビジネスとなった様です。
昨日からニューヨークで開催されているBMO Capital Markets Annual Digital Entertainment ConferenceのプレゼンテーションにマイクロソフトのInteractive Entertainment Business部門でCOOとCFOを兼任するDennis Durkin氏が登壇、Xbox Liveのサービスについて語り、マイクロソフトとサードパーティパートナーの提携により、絶え間ない充実したコンテンツの提供を目指しているとアピールしました。
この中でDurkin氏はXbox Live2500万のユーザーの内、半数がゴールドメンバーの加入を行っている事を明かし、1200万人以上のユーザーがオンラインプレイとゲーム以外のコンテンツを利用していると語りました。
さらにゴールド会員が一日平均3時間のサービス利用を行っている事を明かしたDurkin氏は、加入者達がゲーム以外にもLast.fmで音楽を楽しみ、Netflixで映画を見て、Facebookアプリを利用しているとサードパーティとの連携をアピールしています。
そして、今後Live上でのデジタル決済ビジネスとダウンロード可能なゲームタイトルのビジネスにより注力する事を明言、コンテンツがユーザーを繋ぎ止める要素だと述べ、サードパーティとの利益分配など今後も外部コンテンツの提供者との関係を強化していく旨を明らかにしています。
来月開催されるSpike TVのゲームアワードVGAにて発表される事が示唆されたTHQとギレルモ・デル・トロ監督がタッグを組んだ新作ゲームタイトルですが、これまでの情報ではラヴクラフトテーマの物である事が囁かれており、監督がついに映画化に取り組む事となった”狂気の山脈にて”に関連するとの噂も聞こえていましたが、なんとSFテーマの三部作からなるRPGタイトルになるとの噂が登場しました。
これは海外情報サイトMMOMFGが報じた物で、プロジェクトに近い匿名の情報筋から得たという内容には、このタイトルが1作に限定されず、Mass Effectの様なSFテーマの三部先になる事、しかし事前情報の通り外見にはラヴクラフト的な要素を持つ事、そしてポータルをくぐることで次元トラベルを行う要素を持つ事が記されています。
なんとも胸躍るこの設定、Mass Effectでも烏賊物萌えは登場していましたが、ポータルを超えて旧支配者の次元に飛び込んだり、外なる神の次元に行ったり……キリが無いので置いておいて、ギレルモ・デル・トロ監督がゲームでどんな変態ぶりを発揮するのか、VGAの発表が今から本当に楽しみです!
マーベルヒーロー達が登場するMMOタイトル”Super Hero Squad Online”の開発や、子会社であるNetDevilによるMMOタイトル”Lego Universe”も先月末に無事リリースを果たしたGazillion Entertainmentが新たに6000万ドルの資金調達を得た事が明らかになりました。
あまり国内では馴染みのないGazillionですが、ジョン・ロメロが共同創設者を務め、ロメロが率いるSlipgate Ironworksの親会社としても知られています。
今回明らかになった6000万ドルはシンガポールの非公開投資会社Temasek Holdingsが投資を行った物で、今後Gazillionが重要な局面を迎える段階にある事が情報元には記されています。
今後の動向として、MMOタイトルLEGO UniverseをリリースしたばかりのNetDevilは現在スペースコンバットMMOタイトル”Jumpgate Evolution”の開発に加え、新規IPの開発も進行しており、Gazillion本体は2本のマーベルテーマのMMOタイトルを保持、かつてビル・ローパーと共にDiabloを生んだデイビッド・ブレヴィック氏を迎え入れ、コミカルではない方の”Marvel Universe”も進行中です。
Gazillionの創設者でCEOを務めるRob Hutter氏はMMOゲームが世界的な市場で最も有益なエンターテインメントフォーマットの1つになったと述べ、Gazillionが今後もMMOにリソースとクリエイティブを集中させる事を明言しています。
続報が聞こえてこないSlipgateも何か進めている筈ですが……、なるほど最近ロメロが元気な理由はこれか!
多くのアナリストやユーザーの予想、そしてActivision自身の予想さえ超え世界最大のエンターテインメントローンチを果たした「Call of Duty: Black Ops」ですが、昨日ニューヨークで開催されたBMO Capital Markets Annual Digital Entertainment Conferenceの会場にてActivisionのThomas Tippl氏がプレスリリースに先駆けてBlack OpsがModern Warfare 2のセールスを超えた事を発表、さらに来年登場するDLCの存在についても言及しました。
Thomas Tippl氏はエンターテインメントの世界において2年連続で世界的な記録を更新するフランチャイズはこれまでに存在しないとアピール、2011年に登場するデジタル販売によるCall of Dutyの支援について「過去最大級のデジタルオファー」を提供すると発言、さらにActivisionはCall of Dutyの中国展開を行うためのパートナーを見つけるため進歩し続けると今後の動向について語りました。
これまでのDLCを考えるとマップパックの登場が妥当だと思われますが、兼ねてからActivisionは加入ビジネスの導入を行いたいと明言しており、この史上最大のローンチを果たした”Call of Duty: Black Ops”の存在をActivisionはどう見ているか、”中国”の名前も具体的に挙げられた事もあり、まずはXbox 360に先行配信されるDLCの動向に注目が集まります。
昨日はVGChartzが「Call of Duty: Black Ops」の初日セールスを700万本と予想した事をお知らせしましたが、昨晩Activisionが北米とイギリスでの初日販売が約560万セールスに到達し、3億6000万ドルの売上げとなった事をプレスリリースにて発表しました。
これまで多くのアナリスト達がModern Warfare 2のセールス記録を越える事は無いと予想し、先日にはActivision自身がModern Warfare 2を20%程度下回るだろうとの見解を発表していましたが、結果として北米とイギリスだけでこれまでの記録をはるかに超えるセールスとなり、Infinity Wardの騒動当時に”Call of Dutyシリーズは終わった”とも揶揄されたフランチャイズの威光をTreyarchが見事に上書きした結果となりました。
これにより、Call of Duty: Black OpsのローンチはアバターやHalo: Reach、Modern Warfare 2といった巨大なエンターテインメントローンチを超え、史上最大の記録を樹立、今後カナダ(現在35万との推定値がVGChartzにより発表)やイギリス以外のヨーロッパ各国でのセールス、そして注目度の高いプロモーションが開始された国内でのセールスを含め、どこまでこの初日記録を伸ばす事になるのか、今後の動向に期待が高まります。おめでとうTreyarch!
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