日本時間の4月2日、奇しくも“Summer Eternal”の活動再開と同じタイミングで、かつて“ZA/UM”が水面下で開発を進めていた「ディスコ エリジウム」の未発表スピンオフ「X7」の内部資料が流出し、クーノとクーノースの旅を描くプロットや幾つかのメカニクスに関する詳細が話題となりましたが(参考:過去記事)、かつてZA/UMでプリンシパルライターを務めていたDora Klindžić氏を含む複数の開発者が自身の名を明かし詳細を伝えた(極めて異例とも言える)背景や以前から続く“ディスコ エリジウム”騒動への影響に注目が集まるなか、「ZA/UM」が今回の内部資料流出について、これを批判する声明を発表。併せて、件の「X7」解説映像がZA/UMの著作権違反の申し立てにより削除されたことが明らかになりました。
昨年2月、ZA/UMが24名の従業員を対象とするレイオフが実施した際、キャンセルとなった未発表プロジェクトとして存在が確認された「ディスコ エリジウム」のスタンドアロン拡張“X7”(コードネーム)ですが、本日“ディスコ エリジウム”の情報を専門に扱うYouTubeチャンネル“Jamrock Hobo”がこの“X7”に関する内部資料を大量に含む解説映像を公開。なんと、クーノとクーノースの旅を描くスピンオフの開発を進めていたことが明らかになりました。
今回の映像に収められた各種資料やアセット、ストーリーに関するディテールはもちろん非公式なもので、真偽の程は不明ながら、映像にはなんとX7の開発を率いていた元ZA/UMのプリンシパルライターDora Klindžić氏を含む“X7”チームの開発者5名が出演し、自ら“X7”のディテールを紹介しており、未見のアセットや資料の内容を鑑みるに到底偽物とは思えない“本物”の詳細が確認できる、ファン必見の内容となっています。
先日、突如として発表されたZA/UMの次回作“C4”に続いて、モバイル対応がアナウンスされた傑作「ディスコ エリジウム」ですが、新たにGameSpotが本作のモバイル版を先行体験する独占的な機会を得たとして、オリジナルの単なるベタ移植ではない、モバイル版独自のゲームプレイやUI/UXが確認できる興味深いプレビュー映像を公開しました。
スマートフォンに最適化された操作方法や一人称視点のビジュアル、オリジナルの重厚さを廃し短時間で気軽に楽しめるよう再構築されたゲームプレイなど、Lucy James氏が想像していたものとは全く異なると語るモバイル版「ディスコ エリジウム」の最新映像は以下からご確認ください。
先日、次回作“C4”を発表し話題となった「ZA/UM」ですが、“ディスコ エリジウム”の精神的後継を謳うスタジオと新作が乱立する複雑な状況の動向に注目が集まるなか、先ほどZA/UMが傑作「ディスコ エリジウム」のモバイル版を正式に発表。Android向けの新作として、2025年夏のリリースを予定していることが明らかになりました。
今のところ、モバイル版「ディスコ エリジウム」の詳細は不明ですが、オリジナルをモバイル向けに最適化し、短い時間でいつでもどこでも楽しめるプレイとオーディオブック的な体験を想定しており(現ZA/UMの責任者Denis Havel氏は、モバイル版がTikTokユーザーへの訴求を目指していると発言している)、発表に併せてモバイル向けに刷新されたダイアログUIやデザイン、レヴァショールの街中を一人称視点で360度見回せる没入感の高い新規ビュー、未見のアートが確認できるアナウンストレーラーが登場しています。
昨年10月に“ディスコ エリジウム”の精神的後継を掲げる3つのスタジオと新作が突如として浮上した一方で、一部ではスタジオの存続そのものが危ぶまれていた「ZA/UM」ですが、先ほどなんと“ZA/UM”が次回作「C4」を発表し、スパイスリラーとサイケデリックなSci-Fiを融合させたストーリーをダイスロールでプレイする“ディスコ エリジウム”系CRPGの開発を進めていることが明らかになりました。
昨年10月中旬に傑作「ディスコ エリジウム」の精神的後継を謳う3つの新作と3つの新スタジオが突如としてアナウンスされ、この新スタジオや現ZA/UMを巡る新たな法的トラブルが発生し話題となっていますが、極めて複雑な状況に陥っている「ディスコ エリジウム」とZA/UM、そしてオリジナルクリエイターたちに関する動向に注目が集まるなか、数々の優れたビデオゲームドキュメンタリーで知られる“Noclip”が、遂に「ディスコ エリジウム」の長編ドキュメンタリーをアナウンス。なんと、ZA/UMとディスコ エリジウムの誕生にまつわる最重要人物たちであるRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏のインタビューを行ったことが明らかになりました。
予てからオリジナルのクリエイター2人とスタジオ“ZA/UM”の間でIPを巡る訴訟問題が続いている傑作CRPG「ディスコ エリジウム」ですが、完全に泥沼化している裁判とIPの行方に注目が集まるなか、かつて公式な英訳が決まっていたものの、3年近く音沙汰のない状況が続いているRobert Kurvitz氏の小説「Sacred and Terrible Air」のファンメイド非公式英語版がリリースされ話題となっています。
先日、ゲーム内の様々なアセットを自在に配置し、独自のシーン作りが楽しめる“コラージュ”モードが導入された傑作CPRG「ディスコ エリジウム」ですが、昨年10月から続いているオリジナルクリエイター2人とスタジオ“ZA/UM”の訴訟問題に関する動向に注目が集まるなか、この問題と平行して生じていたスタジオの元プロデューサー兼製作総指揮Kaur Kender氏と“ZA/UM”の裁判が和解に至ったことが判明。しかし、この和解を報告した“ZA/UM”の声明に問題があり、“ディスコ エリジウム”を生んだRobert Kurvitz氏とAlexsander Rostov氏がスタジオを非難する声明を発表し話題となっています。
オリジナルのクリエイターであるRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏との間に生じた問題の動向に注目が集まるZA/UMの傑作CRPG「Disco Elysium」ですが、先ほどZA/UMが「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に“コラージュ”と呼ばれる高機能かつクリエティブなフォトモードを実装するPC向けアップデート配信を開始。さらに、“コラージュ”モードのハイライトを紹介するトレーラーを公開しました。
なお、既存のコンソール版については、今後数日のうちに“コラージュ”を実装するアップデートの配信を予定しているとのこと。
先日、傑作「ディスコ エリジウム」のIPとスタジオ“ZA/UM”を巡る問題について、Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏が連名で発表した声明をご紹介しましたが、新たに“ZA/UM”側が今回の騒動について声明を発表。特定の個人を挙げず、“ZA/UM”と“ディスコ エリジウム”IPに何があったのか、スタジオ側の見解を明らかにしています。
前述の通り、今回の声明は特定の個人名を挙げていませんが、内容は明らかにRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏(※ Hindpere氏については先だって2人が公表した声明に名を連ねていませんが、声明の発表直後に自身のInstagramを通じてシェアしていました。現在は削除済み)を指すものであり、エストニアのEstonian Ekspress紙の確認に応じたZA/UMのCEO Ilmar Kompus氏は声明と同様の内容でRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏(※ 記事内では“Saandar Taal”と表記されていますが、これはRostov氏の別名)を批判しています。
先月初めに傑作「ディスコ エリジウム」を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏がビジネス的なトラブルによりスタジオ「ZA/UM」(Zaum Studio OÜ)を去ったことが報じられ、その後Robert Kurvitz氏が株主としての権利に絡む問題でスタジオを提訴し、2022年11月28日にエストニアで最初の裁判が行われることが判明していました。
歴史的な傑作を生んだスタジオとクリエイターの数奇な運命と不透明な状況に注目が集まるなか、本日なんと「ディスコ エリジウム」の父であるゲームディレクターRobert Kurvitz氏と本作のアートディレクターAleksander Rostov氏が連名でZA/UMの現状に関する声明を発表。ようやく渦中の2人から現状に関する幾つかの背景が語られました。
傑作を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社を巡り、非常に複雑な状況を迎えているZA/UMの「ディスコ エリジウム」ですが、スタジオとIPの動向に注目が集まるなか、新たにZA/UMがPC版の発売3周年を祝うメッセージを公開し、Steamにてビデオゲーム史に残る傑作が僅か1,025円で購入できる期間限定の75%オフセールを開始しました。
また本作の発売3周年を祝い、Sykine(希卡音)さんが41分署の楽しそうな様子を描いた最高すぎるファンアートが登場しています。
今月初めに傑作“ディスコ エリジウム”を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏がビジネス的なトラブルによりスタジオを去ったことが判明した「ZA/UM」ですが、その後の動向に注目が集まるなか、新たに“ディスコ エリジウム”とエリジウム世界の父Robert Kurvitz氏がエストニアで「ZA/UM」(Zaum Studio OÜ)を提訴し、2022年11月28日に最初の裁判を予定していることが明らかになりました。
先日、「ディスコ エリジウム」を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏が“ZA/UM”を去ったことが判明し、スタジオとエリジウムIPの今後に注目が集まる状況となっていますが、新たに3人の退社が知られるきっかけとなったZA/UMの最初期メンバーMartin Luiga氏がGamePressureのインタビューに応じ、前述した3人の今後と件の解雇について幾つか興味深い見解を明らかにしました。
UPDATE:10月3日18:58
新たに、「ZA/UM」がIGNの確認に応じ、“ディスコ エリジウム”と“ZA/UM”を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社について言及。以下のようなコメントを発表しました。
あらゆるビデオゲームと同じく、「ディスコ エリジウム」の開発は昔も今もチームメンバー全員の貢献が要となる共同作業であり、全体で取り組んだ作品として評価を得ています。現在、ZA/UMのクリエイティブチームは次期プロジェクトの開発に注力しており、近く皆さんに新しい情報を共有できることを楽しみにしているということ以上のコメントはありません。
ZA/UMのコメントは、昨日から報じられている“3人が望まない形でスタジオを去ることになった”という批判を暗に否定する内容だと言えますが、現時点でRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社に関する具体的な情報は提示されておらず、(スタジオの主張通り全ての作品が共同作業によるものであることは当然ながら、精神的な主柱であるオリジネイターを失ったスタジオやIPがどうなったか、過去に何度も見てきた既視感のある現状を含め)“ZA/UM”の名を冠したスタジオの動向に改めて注目が集まるところです。
以下、更新前の本文となります。
先日、待望の国内ローンチを果たし、当サイトでも10回に及ぶ特集記事をご紹介したZA/UMの傑作CRPG「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、スタジオが水面下で進めている次回作の動向に大きな注目が集まるなか、なんと“ディスコ エリジウム”と“ZA/UM”を生んだエリジウム世界の父Robert Kurvitz氏に加え、アートディレクター兼デザイナーAleksander Rostov氏、さらにリードライターHelen Hindpere氏の3人が揃って“ZA/UM”を退社していたことが明らかになりました。
前回の第9回特集は「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」発売前最後の特集として、本作の誕生に影響を与えたアートや文学系の作品についてご紹介しました。
先日、遂に日本語版の販売とアップデートの配信が開始された「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、皆さんマルティネーズでの捜査と観光、脱線、キムと過ごす楽しい毎日を満喫してらっしゃるでしょうか。
いよいよ最終回となる第10回の特集は、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の舞台となる架空の世界「エリジウム」そのものに焦点を当てて、プレイ中だと情報があちこちに分散していることから、今ひとつイメージがまとまりにくい作品世界の地理や歴史の大まかな全体像を少なからず整理できればと思います。
これに加え、今回はオリジナルの完全版である『Disco Elysium – The Final Cut』の新コンテンツとして導入された(本編のタスクとは少々仕組みや趣きが異なる)政治ビジョンクエストについても簡単にご紹介します。
9回に渡ってご紹介したこれまでの特集記事は、いずれも未プレイの方を想定したネタバレなしの内容でしたが、今回は一先ず本作のプレイを始めて、1日目の捜査がそろそろ終わりそうかなという方(もちろんそれ以上進んでいる方も)を想定した、幾つかの軽微なネタバレを含む内容となっています。
ただし、事件の捜査に直接関わる人物や出来事、展開に絡むネタバレはありませんので、プレイ中の方も安心してお読みいただければと思います。
なお、本作の舞台となる“エリジウム”は、ZA/UMの共同創設者でライター兼デザイナーでもあるRobert Kurvitz氏が10代の頃から、実に20年近くあたため続けてきた世界で、8000年に及ぶ歴史、7つの大陸、100を超える国家、200以上の都市、そして本作の象徴的なマジックリアリズム的要素の1つである“識域”を特色としています。
「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」において描かれた物語とマルティネーズ地区は、エリジウム世界の中では文字通り砂粒のように小さな出来事に過ぎず、このエリジウム世界が今後さらに登場するであろう“ZA/UM”作品の舞台になる可能性は極めて高いとみられています。
本作の奇妙なタイトル名「ディスコ エリジウム」に隠された意味「エリジウムを学ぶ」(※ 詳細は特集第2回にて)ことに興味がある方は、今回ご紹介するディテールを基に細部の情報を自分なりに補完してみてはいかがでしょうか。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
昨日、PlayStationとNintendo Switch向けの日本語版ローンチを果たした傑作「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、昨晩“ZA/UM”の予告通りSteamやEpic Gamesストア、GOG(※ 現在65%セール中)を含むWindowsとMac向けの日本語版アップデートが配信されました。(※ 昨晩アップデート後に一時的に日本語が利用不可となったのは、アップデートに問題があったため、1度ビルドをロールバックしたため。その後改めて日本語アップデートが配信済みです)
UPDATE:8月25日11:48
新たにスパイク・チュンソフトが発行した国内向けのリリース情報を追加しました。以下、更新後の本文となります。
昨日、当サイトの第9回特集をご紹介した「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、本日遂に日本語版の販売が開始され、スパイク・チュンソフトが本作の印象的なシーンを多数収録したローンチトレーラーを公開しました。
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