予てからオリジナルのクリエイター2人とスタジオ“ZA/UM”の間でIPを巡る訴訟問題が続いている傑作CRPG「ディスコ エリジウム」ですが、完全に泥沼化している裁判とIPの行方に注目が集まるなか、かつて公式な英訳が決まっていたものの、3年近く音沙汰のない状況が続いているRobert Kurvitz氏の小説「Sacred and Terrible Air」のファンメイド非公式英語版がリリースされ話題となっています。
先日、ゲーム内の様々なアセットを自在に配置し、独自のシーン作りが楽しめる“コラージュ”モードが導入された傑作CPRG「ディスコ エリジウム」ですが、昨年10月から続いているオリジナルクリエイター2人とスタジオ“ZA/UM”の訴訟問題に関する動向に注目が集まるなか、この問題と平行して生じていたスタジオの元プロデューサー兼製作総指揮Kaur Kender氏と“ZA/UM”の裁判が和解に至ったことが判明。しかし、この和解を報告した“ZA/UM”の声明に問題があり、“ディスコ エリジウム”を生んだRobert Kurvitz氏とAlexsander Rostov氏がスタジオを非難する声明を発表し話題となっています。
オリジナルのクリエイターであるRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏との間に生じた問題の動向に注目が集まるZA/UMの傑作CRPG「Disco Elysium」ですが、先ほどZA/UMが「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に“コラージュ”と呼ばれる高機能かつクリエティブなフォトモードを実装するPC向けアップデート配信を開始。さらに、“コラージュ”モードのハイライトを紹介するトレーラーを公開しました。
なお、既存のコンソール版については、今後数日のうちに“コラージュ”を実装するアップデートの配信を予定しているとのこと。
先日、傑作「ディスコ エリジウム」のIPとスタジオ“ZA/UM”を巡る問題について、Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏が連名で発表した声明をご紹介しましたが、新たに“ZA/UM”側が今回の騒動について声明を発表。特定の個人を挙げず、“ZA/UM”と“ディスコ エリジウム”IPに何があったのか、スタジオ側の見解を明らかにしています。
前述の通り、今回の声明は特定の個人名を挙げていませんが、内容は明らかにRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏(※ Hindpere氏については先だって2人が公表した声明に名を連ねていませんが、声明の発表直後に自身のInstagramを通じてシェアしていました。現在は削除済み)を指すものであり、エストニアのEstonian Ekspress紙の確認に応じたZA/UMのCEO Ilmar Kompus氏は声明と同様の内容でRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏(※ 記事内では“Saandar Taal”と表記されていますが、これはRostov氏の別名)を批判しています。
先月初めに傑作「ディスコ エリジウム」を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏がビジネス的なトラブルによりスタジオ「ZA/UM」(Zaum Studio OÜ)を去ったことが報じられ、その後Robert Kurvitz氏が株主としての権利に絡む問題でスタジオを提訴し、2022年11月28日にエストニアで最初の裁判が行われることが判明していました。
歴史的な傑作を生んだスタジオとクリエイターの数奇な運命と不透明な状況に注目が集まるなか、本日なんと「ディスコ エリジウム」の父であるゲームディレクターRobert Kurvitz氏と本作のアートディレクターAleksander Rostov氏が連名でZA/UMの現状に関する声明を発表。ようやく渦中の2人から現状に関する幾つかの背景が語られました。
傑作を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社を巡り、非常に複雑な状況を迎えているZA/UMの「ディスコ エリジウム」ですが、スタジオとIPの動向に注目が集まるなか、新たにZA/UMがPC版の発売3周年を祝うメッセージを公開し、Steamにてビデオゲーム史に残る傑作が僅か1,025円で購入できる期間限定の75%オフセールを開始しました。
また本作の発売3周年を祝い、Sykine(希卡音)さんが41分署の楽しそうな様子を描いた最高すぎるファンアートが登場しています。
今月初めに傑作“ディスコ エリジウム”を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏がビジネス的なトラブルによりスタジオを去ったことが判明した「ZA/UM」ですが、その後の動向に注目が集まるなか、新たに“ディスコ エリジウム”とエリジウム世界の父Robert Kurvitz氏がエストニアで「ZA/UM」(Zaum Studio OÜ)を提訴し、2022年11月28日に最初の裁判を予定していることが明らかになりました。
先日、「ディスコ エリジウム」を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏が“ZA/UM”を去ったことが判明し、スタジオとエリジウムIPの今後に注目が集まる状況となっていますが、新たに3人の退社が知られるきっかけとなったZA/UMの最初期メンバーMartin Luiga氏がGamePressureのインタビューに応じ、前述した3人の今後と件の解雇について幾つか興味深い見解を明らかにしました。
UPDATE:10月3日18:58
新たに、「ZA/UM」がIGNの確認に応じ、“ディスコ エリジウム”と“ZA/UM”を生んだ3人の最重要人物Robert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社について言及。以下のようなコメントを発表しました。
あらゆるビデオゲームと同じく、「ディスコ エリジウム」の開発は昔も今もチームメンバー全員の貢献が要となる共同作業であり、全体で取り組んだ作品として評価を得ています。現在、ZA/UMのクリエイティブチームは次期プロジェクトの開発に注力しており、近く皆さんに新しい情報を共有できることを楽しみにしているということ以上のコメントはありません。
ZA/UMのコメントは、昨日から報じられている“3人が望まない形でスタジオを去ることになった”という批判を暗に否定する内容だと言えますが、現時点でRobert Kurvitz氏とAleksander Rostov氏、Helen Hindpere氏の退社に関する具体的な情報は提示されておらず、(スタジオの主張通り全ての作品が共同作業によるものであることは当然ながら、精神的な主柱であるオリジネイターを失ったスタジオやIPがどうなったか、過去に何度も見てきた既視感のある現状を含め)“ZA/UM”の名を冠したスタジオの動向に改めて注目が集まるところです。
以下、更新前の本文となります。
先日、待望の国内ローンチを果たし、当サイトでも10回に及ぶ特集記事をご紹介したZA/UMの傑作CRPG「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、スタジオが水面下で進めている次回作の動向に大きな注目が集まるなか、なんと“ディスコ エリジウム”と“ZA/UM”を生んだエリジウム世界の父Robert Kurvitz氏に加え、アートディレクター兼デザイナーAleksander Rostov氏、さらにリードライターHelen Hindpere氏の3人が揃って“ZA/UM”を退社していたことが明らかになりました。
前回の第9回特集は「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」発売前最後の特集として、本作の誕生に影響を与えたアートや文学系の作品についてご紹介しました。
先日、遂に日本語版の販売とアップデートの配信が開始された「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、皆さんマルティネーズでの捜査と観光、脱線、キムと過ごす楽しい毎日を満喫してらっしゃるでしょうか。
いよいよ最終回となる第10回の特集は、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の舞台となる架空の世界「エリジウム」そのものに焦点を当てて、プレイ中だと情報があちこちに分散していることから、今ひとつイメージがまとまりにくい作品世界の地理や歴史の大まかな全体像を少なからず整理できればと思います。
これに加え、今回はオリジナルの完全版である『Disco Elysium – The Final Cut』の新コンテンツとして導入された(本編のタスクとは少々仕組みや趣きが異なる)政治ビジョンクエストについても簡単にご紹介します。
9回に渡ってご紹介したこれまでの特集記事は、いずれも未プレイの方を想定したネタバレなしの内容でしたが、今回は一先ず本作のプレイを始めて、1日目の捜査がそろそろ終わりそうかなという方(もちろんそれ以上進んでいる方も)を想定した、幾つかの軽微なネタバレを含む内容となっています。
ただし、事件の捜査に直接関わる人物や出来事、展開に絡むネタバレはありませんので、プレイ中の方も安心してお読みいただければと思います。
なお、本作の舞台となる“エリジウム”は、ZA/UMの共同創設者でライター兼デザイナーでもあるRobert Kurvitz氏が10代の頃から、実に20年近くあたため続けてきた世界で、8000年に及ぶ歴史、7つの大陸、100を超える国家、200以上の都市、そして本作の象徴的なマジックリアリズム的要素の1つである“識域”を特色としています。
「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」において描かれた物語とマルティネーズ地区は、エリジウム世界の中では文字通り砂粒のように小さな出来事に過ぎず、このエリジウム世界が今後さらに登場するであろう“ZA/UM”作品の舞台になる可能性は極めて高いとみられています。
本作の奇妙なタイトル名「ディスコ エリジウム」に隠された意味「エリジウムを学ぶ」(※ 詳細は特集第2回にて)ことに興味がある方は、今回ご紹介するディテールを基に細部の情報を自分なりに補完してみてはいかがでしょうか。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
昨日、PlayStationとNintendo Switch向けの日本語版ローンチを果たした傑作「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、昨晩“ZA/UM”の予告通りSteamやEpic Gamesストア、GOG(※ 現在65%セール中)を含むWindowsとMac向けの日本語版アップデートが配信されました。(※ 昨晩アップデート後に一時的に日本語が利用不可となったのは、アップデートに問題があったため、1度ビルドをロールバックしたため。その後改めて日本語アップデートが配信済みです)
UPDATE:8月25日11:48
新たにスパイク・チュンソフトが発行した国内向けのリリース情報を追加しました。以下、更新後の本文となります。
昨日、当サイトの第9回特集をご紹介した「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、本日遂に日本語版の販売が開始され、スパイク・チュンソフトが本作の印象的なシーンを多数収録したローンチトレーラーを公開しました。
前回の第8回特集は、「ディスコ エリジウム」の舞台となる“マルティネーズ地区”そのものに焦点を当て、絵画的なビジュアルやオープンワールドの開発、ストーリーテリング手法、幾つかの名所等に関する話題をご紹介しました。
第9回となる今回の特集は、「ディスコ エリジウム」に影響を与えた作品をまとめた第3回特集の続きとして、本作に最も大きな影響を与えている美術と文学に焦点を当てる後編のまとめをお届けします。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
前回の第7回特集は、「ディスコ エリジウム」の舞台となるマルティネーズ地区の状況をもとに、序盤の主要キャラクターと幾つかの勢力に関する情報をまとめてご紹介しました。
第8回となる今回の特集は、本作の舞台である“マルティネーズ地区”そのものに焦点を当て、絵画的なビジュアルのオープンワールド環境に関する技術的なトピックやストーリーテリングの手法、さらに幾つかの名所・見所をまとめてご紹介したいと思います。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
前回の第6回特集は、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の奇妙で独創的なシステム“思考キャビネット”のディテールをご紹介しました。
第7回となる今回の特集は、舞台となるマルティネーズ地区で暮らす主な登場人物に焦点を当て、関係する勢力や団体と絡めながら紹介したいと思います。
「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」には、100名近い(端役を含めれば200名近い)キャラクターが登場しますが、異様な密度で作り込まれている作品世界の歴史や政治、文化、地区、主人公のスキルや思考といった例にもれず、本作に登場するキャラクター達もまた、それぞれの背景や人物像、思想、信仰、目的、動機、さらには関係性に至る様々な要素が極めて緻密に構築されていて、ビデオゲームのNPCにしばしば見られるぞんざいな作りの人物は全く登場しません。
こうした本作の圧倒的にリアルな描写は、全ての人のみならず、登場しない人物の“不在”、死者、それら全てが紡ぎ出す愛や憎しみにまで及び、本作のドラマを他に類のない品質に高めています。
あまり深く掘り下げるとネタバレに抵触する可能性が高いため、今回の特集は冒頭すぐに立ちはだかる大きな対立構造を軸に、主人公の記憶喪失や序盤の事件捜査に関係する主な登場人物と勢力にスポットを当て、右も左もわからない世界に放り込まれる序盤の混沌とした状況を幾ばくか整理できればと思います。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
前回の第5回特集では、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のスキルと主人公の関係、ナラティブ面の背景についてご紹介しました。
第6回となる今回の特集は、アビリティやスキルと並んで主人公のビルド構築に大きな影響を与える本作ならではの独創的なシステム「思考キャビネット」について掘り下げてみたいと思います。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第5回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」における“スキル”とは何か?
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
前回の第4回特集は、今後の特集におけるさらなる掘り下げの準備として、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のシステム面に関する情報を一気にまとめてご紹介しました。
第5回となる今回の特集は、前回ご紹介した仕組みを踏まえた上で、本作の最も不思議で面白い要素の一つ「スキル」がどんな役割を果たし、どんな特徴を持っているのか、全体的な構造や個々の魅力に焦点を当ててみます。
参考:「ディスコ エリジウム」特集のリンク
- 第1回:傑作と謳われた「ディスコ エリジウム」は何が特別だったのか、発売当時の現象を改めて振り返る
- 第2回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的な概要と魅力、日本語版のインプレッション
- 第3回:THE WIRE/ザ・ワイヤーから共産党宣言まで、「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 前編
- 第4回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の基本的なゲームシステムについて
- 第6回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の最も奇妙なシステム“思考キャビネット”について
- 第7回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に登場する個性的な登場人物達と主要な勢力
- 第8回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」のオープンワールド環境と名所について
- 第9回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」に影響を与えた作品について – 後編
- 第10回:「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」の作品世界“エリジウム”と政治ビジョンクエストについて
2022年8月25日の日本語版発売がいよいよ目前に迫る期待作「ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット」ですが、新たにスパイク・チュンソフトがプレスリリースを発行し、パッケージ版の予約特典となるプレイガイド「捜査ハンドブック」のサンプルページを公開しました。
40ページにも及ぶガイドブックのうち、作品世界の概要や主要キャラクター達、スキルの一覧、ゲームプレイのシステム面に関する解説を収録したページの興味深いサンプルは以下からご確認ください。
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